ソルティフロッグ デザインスタジオ

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「デッサン講座の説明をもっと噛み砕いて欲しい」と言われたので(前編)


(図1)簡単な形の組み合わせとタッチの強弱で表現。大丈夫、これは簡単。


(図2)鉛筆と芯鉛筆。道具にこだわるとさらに楽しくなります。

この講座はCRA(クリエイター育成協会)さん、デジハリさんとのコラボ企画なわけですが、前回の案内記事を読んだ関係者からですね、もっと軽めの記事も描いてもらえませんか?的なことを言われまして、ちょっと2回にわけて、講座内容の骨子を説明します。

<Q01>この講座を受けるとできるようになることはなんですか?

やっぱりここが一番気になりますよね。いくつかありますので、細かく説明していきましょう。

(1)「難しそう」って思っていた「上手な絵の描き方」の基本がわかります。

一般的に「デッサン」と言われているものの「難しそう」なイメージって、石膏像とか野菜・果物・グラスなんかの静物を緻密に描き込んだ絵がポンっと浮かびます。あれね、難しいですよ、ちゃんと描くの。何が難しいかっていうと、日本でデッサンと言われている絵の多くは「受験デッサン」なんです。美大、芸大に入る際に、予備校に通って沢山描かされるやつです。だから徹底的に正確で緻密な表現力が求められるし、そもそもの求められるレベルが高い。絵が好きでも、「受験デッサン」で挫折して描かなくなった方も多いと思います。でも本来デッサンというのは「素描」という訳で、単色の画材で形状をを抑えていくことを指す意味合いの方が大切で、「デッサン=石膏像や静物を緻密に描き込むこと」ではありません。

「縦線が描けますか?」

「横線が描けますか?」

「丸が描けますか?」

「四角が描けますか?」

「では台形は?」

「手前を広く、奥を狭く。形を組み合わせてみると…ほら、遠近感が出てきました」

「では、次は陰影をつけてみましょうか」

これはほんの触りですが、こんな具合に誰でも描けるものの延長に上手な絵があることをまずは知って頂きます。

(2)「上手な絵」と言われるものの種類がわかります。

この講座では「良い絵」と「上手な絵」を分けて考えます。「良い絵」は絵の意味も問われる絵ですので、評価がとても難しい。一方で「上手な絵」はわりと簡単です。「本物のように見える絵」か「わかる絵」ですね。このどちらかが満たされていると、人は「君は絵が上手いね」って言ってくれます。

講座の中では「本物のように見せるコツ」「わかる絵が描けるようになる方法」をワークショップを通してお教えします。

(3)「上手な絵」を描くための練習方法がわかります。

この講座を受けてコツがわかれば「絵が上手くなる感覚」をつかむことができます。でも上達にはかならず「枚数」をこなす必要があります。特に社会人の方にはこれが難しい。理想は「ヒマさえあれば絵を描いている」ような方であれば勝手に枚数を重ねてくれるのですぐに上手くなります。でも、これまで生きてきて全く絵を描いてこなかった方に、それができるとは思えません。だから、上達のために描くべきモチーフや、枚数を重ねるためのモチベーションアップの方法をレクチャーさせていただきます。

(4)「鉛筆」という道具の魅力がわかります。

幼い頃から馴染みのある筆記具、鉛筆。この鉛筆という道具の魅力をふんだんに体験していただきます。使用する鉛筆は100円ショップで手に入るごくごく普通のもの。紙はコピー用紙。消しゴムも100円ショップで購入できるもの。それでも「これだけの表現ができるんだ」ということがわかれば、たかが鉛筆でも愛着が湧くというものです。さらに、芯鉛筆や4B以上の柔らかい鉛筆も僕の自前のものですが、授業中に触っていただこうかと思います。ほとんど筆圧をかけずにすらすらと描けてしまう快楽を知ったら、きっとさらに絵を描きたくなってしまうことでしょう。

さてさて、まずはこんなところでいかがでしょうか?

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